ユーグレナが地球の食料、環境、資源問題を解決

ユーグレナが地球の食料、環境、資源問題を解決

地球が直面しているいろいろな危機

地球が直面しているいろいろな危機 今、地球が直面している課題には、人口増加による絶対的な食糧不足や南北問題(北の先進諸国と南の後進国との貧富差)による発展途上国の食糧や栄養不足の問題があります。
また、化石燃料の枯渇による石油・石炭に代わるエネルギー問題、そして化石燃料の使用による二酸化炭素の排出によって地球温暖化、これが原因によって引き起こされている環境破壊問題などが起こり、人類存続にとって大きな問題となっています。

これらの非常に大きな、そして幅の広い難題をわずか0.1mmにも満たない単細胞生物のユーグレナが一気に解決できるほどの高い可能性を秘めています。

食糧不足問題を解決する

ユーグレナは、動物と植物の両方の性質があることから、動物に含まれる栄養素と植物に含まれる栄養素の両方を併せ持ち、かつヒトが必要とする重要な栄養成分を豊富に含んでいるという素晴らしい特徴を持っています。 野菜、果物に多く含まれるビタミン、乳製品、海藻に多く含まれるミネラル、肉、卵、乳製品に多く含まれるアミノ酸、魚類、特に青魚に多く含まれるDHA、EPAなどの不飽和脂肪酸など広範囲にバランスよく全部で59種類もの栄養成分を含んでいます。 ただ単に、栄養価の高い食材なら他にもありますが、ユーグレナの栄養成分は、身体に吸収されやすいと言う特徴があります。豊富な栄養成分も身体に吸収されにくければ、その価値は半減します。 また、栄養価が高くても飼育や栽培に労力がかかるようであれば、その供給が難しく宝の持ち腐れとなります。 しかし、ユーグレナの栄養成分は、身体に吸収されやすく、育てる環境も水と太陽と二酸化炭素があれば劣悪・過酷な場所であっても問題ないと言う特徴を持っています。 また、増殖するスピードも速いと言う特徴もあることから、ユーグレナは、地球の食料不足・栄養不足問題を解決する可能性を秘めています。


化石燃料(石油など)枯渇・エネルギー不足問題を解決

化石燃料(石油など)枯渇・エネルギー不足問題を解決 石油や石炭などの化石燃料資源は有限であって、いずれ枯渇してしまうことが懸念されています。
現在、最も多用途に利用されている石油は今のままの水準で利用していくと、わずか40年程度で枯渇してしまうと予測されています。

そこで、石油に代わる代替エネルギーが求められ、原子力エネルギーや太陽光、風力、地熱などの再生可能エネルギー、及び石油の代わりとなるトウモロコシやサトウキビから作られるバイオ燃料の開発・利用が進んでいます。
しかし、原子力エネルギーは安全性など、再生可能エネルギーは安定供給など、バイオ燃料は食糧問題、環境破壊などの面でいずれも課題を抱えています。

ブラジルなどでは、バイオ燃料としてエタノールを燃料とする自動車が開発・実用化され、日本の自動車メーカーも現地ではエタノールを燃料として走る車を販売していますが、エタノールを作るためには、トウモロコシ、サトウキビを育てる大量の農地が必要となり、アマゾンの熱帯雨林などの伐採を招き大切な地球環境の破壊を促進しています。
また、発展途上国には、大切な食糧となるトウモロコシ、サトウキビなどが大量に使用され、食糧不足を招く可能性や価格高騰の懸念があります。

ところが、ユーグレナから効率よく大量のバイオ燃料を作ることができ、その上、ユーグレナの増殖には、新たな土地は必要なく、森林破壊やトウモロコシなどの食料を減らすこともなく作ることができます。
このためユーグレナには、化石燃料の資源不足の問題を解決する可能性を秘めています。

環境問題が解決可能なユーグレナ

ユーグレナは植物として二酸化炭素を吸収して酸素を生み出す光合成を行います。
しかも、光合成を行うとき、二酸化炭素の吸収量が非常に多く同じ面積ではアマゾンの熱帯雨林の約3倍の二酸化炭素を吸収すると言われています。
別の研究データによると、ヒノキやスギが二酸化炭素を吸収する量の約30倍の量を吸収することも分かっています。

そして、ユーグレナの優れている点は、それだけでなく空気中の1,000倍も二酸化炭素濃度が高い環境の中でもユーグレナは生息し光合成を行う能力があるということが研究で判明しています。
つまり、火力発電所のような高濃度の二酸化炭素を大量に吐き出すところで、ユーグレナを使用して二酸化炭素を吸収してクリーンな空気にすることが可能になります。
実験レベルですがこの方法は成功しており、これらの理由から、ユーグレナは地球環境の悪化を防ぐ可能性を秘めています。